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#皮膚科川柳 01 薬の色について
青いフタ
3つにひとつは 青いフタ
【解説】
皮膚科ではいろいろな塗り薬があります。その多くがチューブであったり、混合されたものですと軟膏つぼに入っています。
患者さんがいらっしゃる際に、塗り薬のことをお訊きすると「あの青いフタの薬」というふうにおっしゃられることがよくあります。
しかし、同じような色の蓋のチューブも、軟膏つぼも、たくさんあるのです。青、赤、緑・・・そして色が同じでも、中身は全く異なる効果のものであることもあります。
そして最近では、先発品とジェネリック(後発品)への変更、といった事例も多くあります。医師が「赤い蓋のチューブ」と思って処方しても、後発品はちがう色の蓋だったりもするのです。
これらは先発品のアンテベート軟膏(鳥居薬品)と後発品のサレックス軟膏(岩城製薬)です。同じ成分で、医師は「赤いフタの薬」と思って処方しても、実際に患者さんがお使いになっているのは「紫のフタの薬」なのです。お薬手帳や実物がない状態で会話すると、噛み合わなくなることはすぐお分かりいただけるかと思います。
【今日のポイント】
皮膚科であっても、受診のときには必ずお薬手帳をお持ちください。
チューブや蓋の色では分からないことが多いので、お薬手帳かお薬の実物をお見せください。
和光市駅徒歩3分、イトーヨカドー横 和光みんなの皮膚科では、みなさまのお肌の健康をお祈りしております。